足利学校 日本最古の学校 国指定史跡

足利学校は、日本で最も古い学校です。大正10年(1921)に、国指定史跡になっており、現在では栃木県足利市を代表する観光名所です。場所は、足利市のJR両毛線「足利駅」より徒歩約10分のところにあります。

今回は、史跡が数多く歴史と文化のまち栃木県足利市にある足利学校をご紹介します。

足利学校の歴史

学校の創立の時期や経緯は諸説あります。平安時代初期、鎌倉時代には創設されたそうです。室町時代から戦国時代にかけて、関東における事実上の最高学府でした。室町時代の天文18年(1549)に、イエズス会の宣教師フランシスコ・ザビエルにより「日本国中最も大にして、最も有名な坂東の大学」と世界に紹介されたそうです。
足利学校は、江戸時代の末期には「坂東の大学」の役割を終え、明治5年に廃校になりました。地元足利の保存整備事業で、10年の歳月をかけ平成2年に復元が完了。足利市の生涯学習の拠点となっています。

足利学校に行ってみた感想

足利学校は、学校跡の建物や庭を見学可能です。実際に観てみると、復元された建物もありますが当時の雰囲気がうかがえます。館内で案内ビデオを観れるので、足利学校の歴史に詳しくなくても見どころがわかりました。歴史を感じるには良いところだと思います。国宝の鑁阿寺(ばんなじ)までは徒歩約5分ですので、あわせて観光されることをおすすめします。

「日本遺産」認定を目指して

[追記]足利学校は、2015年4月24日、正式に「日本遺産」に認定されました!
国の日本遺産審査委員会により、史跡足利学校跡を含む「近世日本の教育遺産群-学ぶ心・礼節の本源-」を、「日本遺産」に認定。

余談ですが、2015年1月現在、足利学校は「日本遺産」認定を目指しています。足利学校が日本遺産に認定されると、ボランティアの解説員や情報発信源になるパンフレットの作成などに対して、国から補助が受けられるようになるそうです。こうした足利市の取り組みで、最古の学校「足利学校」は今後さらに知名度がアップしそうですね。

※日本遺産とは、文化庁が2015年度に創設した新しい事業です。この事業は、文化財や伝統芸能などに国のお墨付きをもらうことで、地域観光の魅了を上げるのが狙い。
「足利学校」は、近世以降の教育施設である他2校、岡山県備前市の「閑谷(しずたに)学校」と大分県日出市「
咸宜園(かんぎえん)」とまとめて認定されることを目指しています。

足利学校にまつわる土産

古印最中(こいんもなか) | 足利市 香雲堂本店

お土産は、足利銘菓、香雲堂本店の『古印最中』をおすすめします!
古印最中は、栃木県土産の中でも人気の高い商品です。創業100年以上の歴史のある老舗の和菓子屋香雲堂本店で販売されています。
最中の大きな特徴は、足利ゆかりの古印や落款の四角い形をしていることです。最中のパリッとした歯ごたえの皮の中に、ずっしりぎっちりとつまった餡子。大きさも比較的大きめなので、一つでも充分満足感が得られると思います。
お茶に良く合うほどよい甘さで美味ですよ。
ちなみに、最中の包装には、足利ゆかりの相田みつをさんがデザインした包装紙が使用されています。ぜひ足利観光にお越しの際はお土産にいかがでしょうか?
<香雲堂本店:営業時間9:00~19:00。年中無休。栃木県足利市通4-2570。電話0284-21-4964>

足利学校の概要

史跡 足利学校(しせき あしかががっこう)
住所:〒326-0813 栃木県足利市昌平町2338
電話番号:0284-41-2655
参観料:大人420円

地図:

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